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日本と中国にみる「天」の思想の違い

与国秀行
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しかしいくら悪魔勢力から脚本を手渡されていると言っても、安倍総理および自民党には、大きな問題があります。なぜなら「新型コロナウイルス問題」に対する矛盾した舵取りで、総理は日本経済に大打撃を与えるのみならず、中国の習近平国家主席を「国賓待遇」で来日させようとしているからです。

経団連をはじめとする日本の財界は、中国市場との関係が深く、日本の企業の工場も中国国内に多くあり、なおかつ中国人観光客が日本の経済を潤してきた面もあります。そういった日本の財界との癒着が強い安倍自民党は、習近平国家主席に恩を売っておきたいのでしょう。

もちろん習近平国家主席が、普通に日本に来るのならば何も問題ありません。しかし「国賓待遇」となると、習近平国家主席は、天皇皇后両陛下と会食することになり、ウイグルや香港における人権弾圧問題で、世界から批判を受けている中国としては、世界的にも評価の高い日本の天皇陛下を利用して、中国の株を上げようという魂胆です。だから習近平国家主席からすれば、「国賓待遇」での来日でなければ意味が無いわけです。そして安倍総理および自民党は、この習近平国家主席の魂胆に、まんまとが乗せられている反面、安倍自民党政権も、自分たちの支持率を底上げするために、天皇陛下を「政治利用」したいわけです。

おそらく習近平国家主席は、天皇皇后両陛下との会食の席上で、「かつて日本はアジア諸国に侵略行為を行い、南京30万人を虐殺した」と発言することでしょう。しかしその行為は、政治と歴史において大きな意味となし、かつて日本を守るために戦ってくださった英霊に対する侮辱であり、天皇陛下および皇室に対する侮辱であり、約三千年の歴史を持つ日本への侮辱であり、つまり私たち日本人に対する侮辱なのです。

そもそも天皇陛下とは、日本の「国体」を象徴するご存在、国家元首です。これまで平清盛以来、日本の国政をになってきた方々は、天皇陛下から任命を受けて、「征夷大将軍」、もしくは「総理大臣」という職務に就いていたのです。

そもそも日本と諸外国とでは、「国体」がまったく違います。たとえば中国では、「天」より命が降って、為政者が政を行って世を修める、ということが行われてきました。そして天より選ばれたその人物に、もしも仁や義の心といった徳が無くなり、政治を行う地位に相応しくなくなった場合は、天の命が革(あら)たまり、姓(せい)が易(か)わるのです。それが「易姓革命(えきせいかくめい)」です。

『儒教』の孟子という方はこう述べています。

「仁を賊(そこな)う者は之(これ)を賊(ぞく)と謂(い)い、義を賊う者は之を残(ざん)と謂い、残賊(ざんぞく)の人は之を一夫(いっぷ)と謂(い)う」

つまり「仁や義を失った残賊の者には、もはや政を行い国を治める資格などない、ただの凡人に過ぎない」という意味です。あるいは『孟子』には、こういう言葉もあります。

「民を貴(たっと)しとなし、社稷(しゃしょく)之(これ)に次ぎ、君を軽(かろ)ろしとなす」

意味としては、「国家においては、人民が何よりも貴重な存在であり、神によって象徴されている国士がその次に貴い存在で、君主がいちばん軽い存在である」という意味です。国を治める君子が一番軽い存在であり、仁や義の心を持たぬ者に国を治める資格などない、そういった思想であったがゆでに、『孟子』はこういったことも述べています。

「君、大過(たいか)あれば則(すなわ)ち諫(いさめ)め、之(これ)を反覆(はんぷく)して聞かざれば則(すなわ)ち位(くらい)を易(か)う」

もしも国を治める者に大きな過ちがあれば、それを諫めて、改善を促し、もしもその者がその諫言を聞かないのならば、その地位を失ってもらう、そういった意味です。

つまり中国では、「天」より地上の人間に命が降り、国民の幸福のために政(まつりごと)を行い、世を治めて、もしも為政者に仁や義の心が無くなれば、残賊とみなされて為政者としての資格を失って革命がおこり、別の為政者に「天」より新たな命が降る、という考え方なわけです。

しかしながら日本という国は、天皇陛下というご存在がいるがゆえに、この「天」と「為政者」に対する考え方が他の諸外国とは大きく他と異なります。日本では、初代神武天皇から第77代後白河天皇に至るまで、つまり平清盛が後白河天皇の信頼を得て、武士として初めて太政大臣に任じられまでは、皇族が政を行ってきました。しかしそれより後、たとえ太政大臣であろうとも、征夷大将軍であろうとも、内閣総理大臣であろうとも、皆が皆、天皇陛下から任命を受けて、それらの職務を行ってきたのです。上に立たれる「君」は、あくまでも天皇陛下であり、下に立つ「臣」が征夷大将軍であり、内閣総理大臣なのです。

中国という国が、天より命を受けて政を行い、国を治めてきたのに対して、日本という国は、天皇陛下より任命されて天下人が政を行い、国を治めてきたわけです。ゆえに国民こそ日本の大切な大御宝でありますが、天皇陛下というご存在こそ、日本の国家元首であり、日本の象徴であるのです。

ゆえに大臣という政を行う立場でありながら、大御宝である国民を度重なる重税で苦しめるのみならず、自殺や他殺などは見殺しにし、なおかつ天皇陛下を政治利用までして、習近平国家主席を国賓待遇で来日させる安倍総理および自民党は、もはや天下の賊と成り下がってしまったわけです。

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