日本人の“武士道精神”を目覚めさせる啓蒙団体「一般社団法人武士道」公式サイト。

一般社団法人武士道とは?

ヤマトミツバチが教えてくれた「なかま」の強さ

 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
「日本が世界のリーダーになる日がくる」
と言われていたことを、若い方々はご存知でしょうか?

戦後の荒廃から立ち上がった日本経済の強さを分析した『ジャパン・アズ・ナンバーワン』という書籍で、エズラ・ヴォーゲルという社会学者は日本的経営を高く評価していました。

「日本的経営」とは、家族主義だったり、株式の持ち合いだったり、「組織」の「つながり」を大切にする、日本独自の経営手法のことです(だと私は思っています^^;)。

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われていた頃、日本は「組織力」を活かして、高度経済成長を果たしました。

「組織の力」を活かして。

「組織の力」は、「仲間の力」と言い換えても良いかもしれません。

ひとくちに「組織」と言っても、たくさんあります。
国という組織や、会社という組織、ひいては「家族」という組織もありますが、それら組織の繋がりが、現代では薄くなってしまっています。

この「組織力=仲間の力」が弱まっていることと、今の日本が衰退していることは、決して無関係ではないと思います。
今こそ、「組織力」を思い出さねばならないのではないかと。

「組織力」と聞いて私が真っ先に思い出すのは、大企業の名前ではなく、「ミツバチ」。

日本固有のミツバチ・「ヤマトミツバチ」は、「オオスズメバチ」を、撃退する「組織力」を持っています。

日本に生息するハチの中では毒性が最も強く、最も攻撃性の高い最強のオオスズメバチは、時に人を死に至らせるほどの攻撃力を持っています。敵をかみ砕いて肉団子にしてしまうオオスズメバチの前に、一匹のヤマトミツバチは無力です。
しかしヤマトミツバチは、仲間と力を合わせることで、オオスズメバチを撃退することの出来る、非常に珍しいミツバチです。

どうやって、小さなミツバチが、最強の蜂・オオスズメバチを撃退するのでしょうか?
その方法がなんとも驚きなので、紹介させていただきたいと思います。

ヤマトミツバチの巣がオオスズメバチに襲撃された際、数十匹のヤマトミツバチが、オオスズメバチを取り囲みます。
さらにそれに続く数百匹のヤマトミツバチがオオスズメバチを集団で取り囲み、互いに身体をこすり合わせ、“摩擦熱”を発生させます。オオスズメバチの致死温度は45°Cと、ヤマトミツバチよりも5°C程度低いため、オオスズメバチは熱に耐えきれず、蒸し焼きにされて死んでしまいます。
オオスズメバチの最強の毒針も、最強の顎も、小さなヤマトミツバチの「組織力」には適わないのです。
賢すぎる、ヤマトミツバチ!
しかしこの“オオスズメバチ殺法”の中で、多くのヤマトミツバチが命を落とします。
最初にオオスズメバチに飛びかかるヤマトミツバチは、当然ながら噛み殺されてしまいます。この第一陣の「決死部隊」は、最も命を落とすリスクが高い集団です。
また、オオスズメバチを取り囲んで作る「熱球」も、中心にいけばいくほど高温ですから、いくら熱に耐えられるヤマトミツバチといえど、ダメージは強大。中心部のヤマトミツバチは寿命を著しく短くしてしまいます。
ですから第二陣の決死部隊(真澄の造語です)も、命を落とすリスクが生まれます。

この「第二陣の決死部隊」に関する、大変に興味深い研究があります。
玉川大学の研究によると、熱球の中心で短命化したヤマトミツバチは、再びオオスズメバチの襲撃を受けた場合、より危険な蜂球の中心部(第一陣の決死部隊)に参加する傾向が見られそうです。

余命の少ないことを知ってか、死のリスクが高い第一陣の決死部隊に、自ら身を投じる訳です。

真っ先にオオスズメバチに飛びかかるヤマトミツバチと、熱球の中心で命を削るヤマトミツバチ。
ともに「蜂の巣」という、蜂にとっての「天下国家」に命を懸ける特攻部隊であり、彼らが命懸けで特攻することによって、強大な敵を倒し、数万匹の蜂の命と、巣の平和は守られるのです。

この勇敢なミツバチに、私たち日本人は「ヤマト」の名を冠しました。
ヤマトミツバチ。

今は、「ニホンミツバチ」と呼ばれることが多いですが、私はあえて、日本の在来種であるこのミツバチを「ヤマトミツバチ」と呼んでみたいと思います。

日本には、ヤマトミツバチの他にも、セイヨウミツバチがいます。
アフリカやヨーロッパを起源とするセイヨウミツバチは、明治時代に輸入されて以来、飼育しやすいように改良が行われてきました。
故郷にオオスズメバチのような天敵がいなかったため攻撃性も低く、戦い方、守り方を知りません。
ですからセイヨウミツバチがオオスズメバチに襲われると1対1で戦いを挑み、結果、全滅してしまいます。
セイヨウミツバチは、人間の管理下になければ生きていけないため「家畜」といわれています。

一方、ヤマトミツバチはセイヨウミツバチと違って「家畜化」されていないため、「自分で自分の身を守る」ことが出来ます。

ヤマトミツバチも、一匹一匹は、小さなミツバチですから、一匹でオオスズメバチに戦いを挑んだとしても、勝つことなど出来ないと知っています。
しかし彼らは諦めません。
ヤマトミツバチはオオスズメバチと長い間共存しながら、「組織力を使って、群れを守る」という対抗策を編み出しました。
一匹の力は小さくとも、仲間を信じ、力を合わせれば、自分の平和だけでない群れの平和、「大きな和」を守れると知って、「大和」に殉ずることを選んだのです。

彼らは知っているのでしょう。
たとえ一匹一匹の力は小さくとも、その小さな蜂が力を合わせれば、世界最強クラスの敵だって倒せる、ということを。
たとえ自分の命が散ったとしても、それに続いて闘ってくれる仲間がいるということを。
自分の命を使い切ることによって、自分を育ててくれた「群れ」は守られるということを。

「なかまの力」を、彼らは知っているのです。

日本は戦後の占領政策の中で、日本人の強さの源泉である「組織力」を破壊されてきました。
メインバンク制や株式の持ち合いなど、「日本らしさ」を生かした会社の経営方法は壊され、核家族化によって家族も分断され、個人主義が広がってしまいました。

人と人の繋がりが薄くなり、互いが互いを恐れるようになっています。

人と人がバラバラになった今のままでは、私たちはセイヨウミツバチのように各個撃破され、群れ自体が全滅してしまうかもしれません。

このままで良い訳がありません。
今こそ、「家畜根性」を捨て、「野生」を取り戻し、「なかま」と共に、「群れ」を守るために力を合わせる必要があります。
「なかま」を信じ、共に力を合わせれば、最強の敵だって倒せる。
それをヤマトミツバチは、教えてくれているのですから。

大自然が教えてくれる「理」を今こそ、実践すべきだと強く思います。
そしてもう一度、
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」へ。
仲間と共に力を合わせれば、きっと実現できると、強く強く、信じます。

靖國参拝ご予約はコチラ↓

【緊急】4/5(日)靖國神社正式参拝のお知らせ


========================
与国秀行著『武士道を行く』プレゼント!

【メルマガ会員限定】小冊子プレゼント


========================

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター

Comment

  1. アバター Ryo より:

    私もその動画大分前に見たことがあります、とても感銘を受けました。
    「大和」そして「調和」ですね。大きな和になればなるほどバランスが重要です。
    人数が多くなると不協和音が生じがちですからね、例え小さな集団であっても。

    自然から学ぶ事は本当に多い。
    とりあえず、道端に咲く花に挨拶する運動から始めましょう(私は実践しています^^;)

    • アバター 真澄 より:

      森羅万象に神が宿っているという神道のアニミズムが、私はとても大好きです^^
      とりあえず、家にある植物たちには名前をつけて、時々敬語を使ってますw
      お日様の方に伸びていく健気な姿とか、リスペクトします!
      自分を生かすものが何かを知ってて、どんな環境でもブレずにそこへ向かっていきますから。
      葉っぱたちの信念が凄い。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 一般社団法人武士道 公式サイト , 2020 All Rights Reserved.